顔面神経麻痺の症例
すべての症例を掲載することが難しいため、一部を紹介します。
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
症例① 顔面神経麻痺(ベル麻痺) 患者Aさん
50代 女性
来院
2017年11月 (2年半ぶりの来院、以前の既往は五十肩)
症状の特徴及び経過
2日前の朝、起きたら左目が閉じれなくなっていた、水を飲むのも口から出てしまう。
食事も食べにくい。
すぐに耳鼻科受診し、顔面神経麻痺と診断されステロイド(プレドニン)とビタミンB12を処方された。
以前通院していた楽を思い出して電話予約で来院した。
昨日から背中全般に張っている感じもあるとの事。左目が閉じにくい、口も動いていない
左胸鎖乳突筋の張りが強く、肩上部も硬結、圧痛が強い。
左肩甲骨内縁上部に硬結あり
施術の内容及び経過
1診目 使用したツボ
Ⅼ合谷、養老 三陰交 Ⅼ肩合 膏肓 承山
施術後 肩は少し楽、口元少し表情が作れる
2診目(翌週)まだ芳しくない。病院受診して薬の量は減った。
L合谷、孔最、太衝、三陰交、上天柱、肩合、膏肓
3診目 目が閉じづらく運転など辛い、顎関節下あたり触ると痛い、顕著な変化なし
合谷、外合、三陰交、養老、膏肓あたり、肩合、上天柱、翳風 坐骨切り、肩甲骨回し
頸肩の凝りはかなり楽になった。
4診目 左の上天柱の硬結が右築賓、飛陽の刺鍼で軽減、六稜の硬さもT6(0.5と2.5線)で改善
施術後 顔面部がすっきりした、目が閉じやすく 口角も少し挙げれる 話す時も口を動かしやすいと。見た目にも変化あり
5診目(1週間後) 口角が大分上がるようになる。前は左目単体でまぶたを閉じれなかったが閉じれるようになった。
大分改善がみられていたが家の事情で通えなくなったとの事 様子をみてもらうことにし
一旦終了とした。
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
症例② 顔面神経麻痺
20代 男性
来院
2022年3月
症状の特徴及び経過
1か月前夜になって口の動きがおかしくなり、翌日左目が閉じられない食べ物が食べにくいの症状が出て病院を受診
顔面神経麻痺と診断され投薬を受けていたが症状が残っているためネットで調べて来院された。
現在左目閉じれない、口が開きにくい(うがい出来ない)ストローで飲み物飲めないがある。
左胸鎖乳突筋の張りが強く、肩上部も硬結、圧痛が強い。
肩こりは右も強い。
施術の内容及び経過
主に使用したツボ
Ⅼ合谷、手三里 開魄 殿中根 中髎 T2(c)(外谷、天宗)
主に使用した活法
肩の凝り抜き、 突き引き、(斜角筋の導引、坐骨切り)、脊柱の調整、肩井の導引、顎関節症の調整
初めの3週間は週2回、その後週1回で施術
3診後 ほほのツッパリが少し和らぐ、口元少し表情が作れる
6診後 瞼の動きも出てくる。
9診後 顔にしわが出来るようになる。
14診後 口角の動きが急激に良くなった。右よりも良い
18診後 左右ほぼ変わりがなくなったため終了とした。
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
症例③ 左顔面神経麻痺
50代 女性
来院
2023年11月
症状の特徴及び経過
20数年前に右の顔面神経麻痺を発症し病院受診後鍼灸で改善した。
1週間前に仕事でストレスを感じイライラ、少しすると左ほほが動かなくなった
翌日 左目の痛みも増え病院を受診突発性顔面麻痺と診断されたが
糖尿のためステロイドが使えないため受診をやめた、他の鍼灸院で鍼をしたがそこの施術では不安を感じ当院を受診した。
糖尿の既往あり
頭痛も伴い(側頭部がジリジリを痛む)口内がぴくぴくする。
口をイーっと出来ない、口が開きにくい。まばたき出来ない。
施術の内容及び経過
主に使用したツボ
六稜、合谷、開魄、天宗 申脈 T2(1.5)颪
主に使用した活法
心導開放穴 肩の凝り抜き 肩井の導引
1回目後 少しほほが動かしやすい
2回目 こわばりが減った、左耳聞きづらかったが良く聞こえるようになった。
3回目 左目強く目をつぶれるようになる
5回目 口角も上がるようになる
7回目 ほぼ左右わからないくらいに改善したため終了とした。
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
例④ 顔面神経麻痺(ヘルペスによる)
50代 女性
来院
2025年5月
症状の特徴及び経過
2年前に左顔面神経麻痺で来院し完治し時々腰痛などで通院はしていた。
2日前に舌がおかしくなり翌日うがいすると右側から漏れたり右目が瞑れなくなり病院受診
顔面神経麻痺と診断されステロイド3日分処方されたがまだ変わりない(ヘルペスの検査も行った)
右目が閉じにく口角が挙がらない。右側頚部から肩こり強い(肩こりの自覚はあまりない)
姿勢悪く猫背気味
施術の内容及び経過
主に使用したツボ(この中から適時チョイス)
開魄 外谷 孔最 目窓 飛陽 T4(C)T1(1.5) 申脈
主に使用した活法
肩の凝り抜き 神経ストレッチ 顎関節の調整 肩井の牽引
週2回のペースで施術を行った。
1診目 少し力が入る感じ
3診目 目が少し閉じる、ほほに動き出てきた。(姿勢が悪いため姿勢のセルフケアを教える)
5診目 目が閉じやすくなった。 ほほ動かそうとするとぴくぴくする。
7診目 一気に動かしやすくなった。
8診目 眉毛の位置が左右違う感じがする。動きは左と変わらずだが右のほうが若干気になる。 ほぼ正常になっているため終了とした。
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。